下北沢・北沢タウンホールでの公演を終えて5日後の5月9日、カンパニーは東京都豊島区の学習院中等科を訪れ、学校公演を行わせていただきました。
100年以上の歴史を誇る学習院大学の構内にたたずむ学習院創立百周年記念会館は、広いステージと2階席まである客席、天井の高いロビーと立派な設え。客席では、下北沢でもお配りした公演プログラムを熱心に読む生徒さんの姿が多く見られ、開演時の暗転では、どこからともなく拍手とどよめきが広がり、これから繰り広げられる舞台への期待とワクワクを感じることができました。 本番中はセリフや一挙手一投足に歓声や拍手、笑い声が起き、俳優が客席から登場するシーンでは身体を曲げてその姿を追ったり視線を交わしたり。一般公演とはまた違うお客様からのダイレクトな反応を俳優自身も楽しんでいたようでした。 そしてカーテンコールでは出演者一同によるご挨拶と学習院院歌のプレゼントがあり、ここでも大きな拍手が。最後に客席を背にして舞台上からの集合写真を撮り、大盛り上がりのうちに終演となりました。 瀧廉太郎・岡野貞一の唱歌と、それにまつわる明治時代の歴史の"IF"。今の学生さん達にも親しみある要素が随所に散りばめられた本作は、学校公演という機会をいただいて新たな魅力を得ることができました。
院歌を練習してこの日の本番に臨んだ出演者・スタッフにとって、舞台のみならずキャンパス内での生徒さん達との交流や、文化財に指定されている貴重な歴史建造物を間近で眺めることができ、つかの間の学校体験を堪能できたこともよい刺激となりました。 学習院中等科の先生方、関係者の皆様、学校公演という素晴らしい機会をありがとうございました!
さて、今回の”たきとも”はこれにて本当の大千穐楽を迎えました。 4度目、8年ぶりの上演となりましたが、いかがだったでしょうか。 日本の近代音楽のルーツを描くオリジナル作品、音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』。皆様のご感想・応援コメントが励みになりますので、今からでも呟きたいことがある方、アーカイブ配信を観て何かを感じてくださった方は、是非SNSハッシュタグ #たきとも まで。 そしてズームアップ写真を含む舞台写真、本番前のオフショットを詰め込んだ特製フォトブックもどうぞお忘れなく! またお目にかかれますよう、、、本当にありがとうございました!
音楽劇『瀧廉太郎とその友人、と知人とその他の諸々』
2024年5月2日(木)〜4日(土)
下北沢・北沢タウンホール